行き過ぎたアンチマウント論
2週間ほど前でしょうかね?
「キャンプ場で金持ち集団に道具を馬鹿にされた!」
というツイートが出回りあのヒロシ氏までも反応するということがありました。
そこから道具マウント者に対するヘイトが一気に溜まって色々なところで議論されています。
もちろん人の道具を馬鹿にしたり否定する人は言語道断だと思います。
ただ!
ちょっと今行き過ぎてません?
今ならそれっぽいこといえば「さすがですね!」「おっしゃるとおりです!」とか賛同得られるためわけわからんこと言ってる人が多く見受けられます。
マウント行為批判を「スタイルフリーが是」と置き換えてしまってる人が多くいます。
「初心者」という言葉に過敏反応しピーチクパーチク
「安物」という言葉に過敏反応しピーチクパーチク
キャンプを趣味としている限り、
「道具なんてキャンプできればなんでもいいんだよ」
「スタイルなんて気にしなくていいよ」
「キャンプ飯なんて食えりゃインスタントでもなんでもいいんだよ」
っていう論、僕はかなり無理があると思ってます。
わざわざキャンプ趣味アカウントを作っている人がそれいっちゃうんwww
たかが肉焼くためだけにくっそ手入れが面倒な鉄板使ってまでこだわってんのにそれいっちゃうんwww
LEDでもええのに「儀式」とかいってランタンシコシコしてる人がそれいっちゃうんwww
と。
もちろんどれも悪いことじゃないですよ。「趣味」だからこだわるのが当たり前です。
僕も肉は鉄板で焼きますしこうしてキャンプブログもやってるくらいですし。
そして道具には「何も知らない」初心者が使うべきではない危険な道具がたくさんあります。
「器用だから大丈夫」「自分のスタイルだからそれでいい」「見様見真似でいいんだよ」なんて無責任な発言僕には絶対にできません。
しかし現在のキャンプSNS界隈ではそういった発言が「是」とされている風潮があります。
キャンプを趣味としてSNSで活動している人で
「純粋にキャンプというレジャー」
を楽しんでる人っています?ちなみに僕がSNSで目にする人の中には思いつく限り存在しません。
お気に入りのキャンプ道具じゃないキャンプを続けられる人がどれだけいるか
SNSでのつながりがないキャンプを続けられる人がどれだけいるか
妥協した料理しかしないキャンプを続けられる人がどれだけいるか
キャンプビジネスで金稼げなくなってもキャンプ続けられる人がどれだけいるか
どう考えてもキャンプ道具を買いあさり買い物依存症としか思えない人たちが
「道具に優劣なんかない。道具は何でもいいよ」
なんて言葉、それ本心で言ってる?と僕は死んだ魚のような目で鼻くそほじりながら眺めてます。
しかし純粋にキャンプを楽しめないことが悪なのか?僕はそう思いません。「趣味」とは「こだわり」が強く溢れ出て具現化させる行為。ごく自然なことであり僕もその中のひとりです。
問いましょう。
ノルディスク一色にこだわってる人がAmazonの中華メーカー一式サイトを構成するキャンプを認められますか?
正常な一般人は
「それもスタイルの一つ。いいよねー」
と言うと思います。しかし
(でも自分では一生やることのないスタイルだなぁ)
と心に思う人も多いはずです。
それは「否定」ではなく単に「好みが違う」だけです。全くもって悪いことではありません。
マウント行為者とそうでない正常な人の違いは
「そんなキャンプ道具駄目だよ!」
と、口にするバカかどうかの問題なだけこだわりを持ってる人間なら根底に思っていることは似たようなものなのです。
キャンプを趣味としている人間が
「スタイルなんて気にしなくていいよ」
というのは自らライフワークとしている趣味を軽んじている事にならないでしょうか。
マウント行為者に対して
「そんなこというやつは許さん!」
という気持ちは理解できるが上記のような謎主張は理解ができない、というお話でした。
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