キャンプでやっちゃった!話すのも恥ずかしい出来事
キャンプが趣味の皆さんは一度は今思い出しても恥ずかしい、後悔している、といった体験をしたことがあるのではないでしょうか。
僕にもありまして大の大人が何してんだよ・・といった体験談をどうぞ!
2年前の正月キャンプ。和歌山の細野渓流キャンプ場という山に囲まれたキャンプ場へ行きました。携帯の電波も入らないくらいの場所で2泊3日の連泊家族キャンプ。
3日目撤収日の昼食時。
鶏肉を使ったアヒージョしようということでアヒージョ班、そして僕はご飯を炊くために焚き火の用意や炊飯の見張り班。その他前日の肉のあまりを焼いたりする班。
アヒージョ班のほうが先に出来上がり僕は「先に食べといてー今ご飯目はなされへんから!」と促しました。
腹ペコでアヒージョから漂うにんにくの食欲そそる香りを拷問のように感じながら10分くらい炊飯の世話をしてました。そしてやっと出来上がったそのご飯を持ってアヒージョ班の方へ向かうとなんと・・・
アヒージョの中に鶏肉が一つもない!
呆然として立ち尽くす僕。
焼き肉あるやんそっち食べたら?の一言で僕は
「ふざけんなごrgんhwrtmhfそぎおrhvoptsh!!!」
「俺は朝目覚めたときから鶏肉のアヒージョが食いたかったんや!」
と捨て台詞吐いてキャンプ場から一人歩いて抜け出しました。
季節は冬。近畿南部の和歌山といっても山の上なので寒い。携帯の電波も入ってないので地図のGPSも機能しない。どこかわからないけどとりあえず下山していったら街に出るやろうと延々と歩きました。寒いしお腹空いたし喉も乾いたしどうしようと半泣きになりながら2時間位経ったころでしょうか。小さな集落が見えてきました。
とりあえず遭難せずにすんだ!と思ったら携帯が鳴った。どうやら電波が入るところまで降りてきたようだ。
電話に出ると
「どこにおるん?探してるんやで!」
と心配そうな声。
「どこかわからんけど村みたいなところ」
携帯の地図で集落の名前を調べて伝えると30分くらいで家族が迎えに来た。
「もう・・よくこんなところまで歩いてきたな。心配したんやで。はい、おにぎりと温かいスープも魔法瓶に入れてるから飲み」
車に乗り込み涙をこらえながら食べるおにぎりとスープの温かみは今でも忘れません。
キャンプ場まで帰るとすでにテント等すべて撤収済み。僕が行う後片付けは何もない状態でした。これがおそらく家族からのお詫びだったんでしょう。
って、いやこれ俺悪くないやろ????
悪くないとおもってるけど大のおっさんが子供の前でご飯のことで怒って拗ねて遭難しかけるのは恥ずかしいというご指摘は真摯に受け止めたいと思います。
以降、キャンプではもっと心を広く保とうと思った出来事でした。
キャンプは人の心も成長させてくれますねぇ・・・ほのぼの
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