車中泊を楽しむ エブリイワゴン納車。選んだ理由は?
昨日18日、エブリイワゴン納車されました!
現行型エブリイワゴン PZターボ ハイルーフ仕様です。
細かい仕様等はいまさらなのでエブリイが手元に来た過程をご紹介したいと思います。これから車中泊してみたいなー、でもまず車は何を選んだら?という方に少しでも参考になれば幸いです。
車中泊用の車の購入を意識し始めたのは去年夏頃から。
うちは2台体制(軽のムーブ、普通車のヴォクシー)なのですがムーブが2002年式で17年落ちです。加えて去年追突事故に遭い修理をしたのですがそれから調子が悪くなってしまいました。
そこで車中泊に興味があったのもあり、車中泊用の軽自動車の検討、となりました。
最初に検討していたのは
ホンダのN-VAN
スズキ ハスラー
そしてエブリイ(ワゴン&バン)
まず最初に候補から外したのはエブリイバン。
車中泊にはエブリイワゴンよりエブリイ(バン)のほうが向いているところが多いです。後にも重要要素として話しますがバンは後席を畳むだけで荷室との完全フルフラットなります。ワゴンだと後席を畳んでも5センチ~程度の段差が荷室との間に生まれます。
なのになぜバンが候補から落ちたかというとやはり各種装備や見た目です。
車中泊用といっても普段は生活の足として使います。ハンドルからメーターパネルなど眼に入るところもそうですが外装などもちょっと寂しすぎます。ワゴンでさえ現代の乗用車タイプ軽とは装備の豪華さがかなり劣ります。バンでは普段の生活での満足度もちょっとなぁということで外しました。
そして次に外れたのはN-VAN
見た目は最もポップで好み。発売も2018年ということで最新の車種です。
ただ、大きな欠点があります。一人しか寝られないということ。
ベッドキット等使えば2名就寝も可能なのですがそれ前提だと乗用ハイトワゴンでもいいのでは?となります。二人での車中泊も多いのでその点かなり厳しいです。また、商用バンであるので後席はリクライニングすら不可、助手席もフルフラット重視のため補助席的な造り。あまりにもソロ車中泊特化となっています。僕がソロしかしないというならひょっとしたら今手元にあるのはN-VANだったかもしれません。そして価格ですねぇ。商用バンでありながら乗用ハイトワゴンの高グレードと変わらない価格というのも厳しいところです。
最後に外れたのはハスラー
ハスラーの良いところは見た目が好み。形からは想像できないが車中泊に割と特化しているところ。メーカーも専用車中泊グッズを取り揃えています。そして価格が安い。購入検討していた中間グレードであるGグレードで130万円ほどです。モデル末期で値引きも期待できるでしょう。
懸念点はモデル末期というところ。今年にフルモデルチェンジするのでは?と言われています。買っていきなり型落ちというのは・・マイナーチェンジなら全く気にならないんですがね。あと、2名就寝可能フルフラットになり純正や社外から出ているマットを敷けば段差も全く気にならないほどのフルフラットになるようです。
ただ、前席後席の背もたれを倒してのフルフラットなのでベッド状態にすると車内高も取れない。そしてなにより車内全体をベッド化とするので荷物を置くところが全くなくなるというのも個人的に外れる理由として大きかったです。
という理由から消去法でエブリイワゴン1本に絞れました。
ちょっと待て。一つ忘れてねーか?そう、ダイハツのアトレーです。エブリイのライバルですね。
現行型アトレーは登場から12年経っています。エブリイは2015年にモデルチェンジしています。アトレーの基本設計は先代エブリイ時代のものです。
ただ、エブリイ自体も先代と現行ではそう大きく変わってません。車中泊するにあたっては先代でも全く現行と変わらない感じでできるでしょう。
アトレーも12年前登場ですが現行型はマイナーチェンジを繰り返しLEDヘッドライトやスマアシ3と呼ばれる安全装備が備わっています。(エブリイの安全装備より上のものです)内装の質感もエブリイワゴンより上と思えます。何よりシートの色が黒というのが大きい。アウトドア使いで汚れが目立ちません。(エブリイはベージュ)ですがエブリイに関してもそうですが先代と現行で個人的に最も大きな違いがあります。
それは「運転席の足元スペースが段違い」というところです。僕は体が大きく先代エブリイやアトレーでは運転席を最大に広くとっても狭いです。割と窮屈に感じるくらいです。しかし現行エブリイでは乗用軽とほとんど変わらないくらいの広さが取れました。車中泊旅をするにあたって運転で疲れるのはかなりのマイナス。リラックスして乗れる現行エブリイしかないという結論に至りました。
譲れない部分として以下があります。
・一切段差、傾斜無しの2名就寝可能なフルフラットが実現できる
これに関しては工夫すれば他の軽自動車でも可能です。エブリイワゴンも逆を言えば工夫をしないとできません。(エブリイバンなら素で可能)そしてなにより僕はシートアレンジで作るエセフルフラットが非常に苦手です。本当に真っ平らでないと寝られません。ヴォクシーでさえ3列目跳ね上げ2列目を前に寄せても身長180センチの僕は足を伸ばして寝られません。
ですので僕はこちらのベッドキットを購入しました。
これにより前席をそのままに長さ184センチの完全フルフラット空間が生まれます。僕でも問題なく足を伸ばして寝られます。幅も127センチ取れ2名就寝も十分可能です。
・ベッド状態にしても荷物を置く場所を車内に確保できる
ここでかなりの数の軽自動車が振るい落とされます。乗用車タイプのハイトワゴンでも完全フルフラットにするには前席後席の背もたれを倒してのベッド状態にする必要があります。そうなると荷物の置き場がありません。エブリイだと前席2席はそのまま生きている状態なのでそこに荷物を置くことができます。また、ベッドキット使用中でもベッドキットの下にベッド空間と同サイズで高さ26センチの収納空間が確保できます。
見た目的にルーフキャリアは出来ればつけたくないので車内の荷物置きスペースは必須でした。
・ベッド状態で机等置いてくつろげる
この条件も乗用タイプの軽自動車では厳しいものが多いと思います。
乗用タイプの軽の場合、フルフラット空間を作るにはシート背もたれを倒してその上で、となります。そうなるとどうしても頭上空間が少なくなります。風呂も入ってベッド敷いて横になる前にちょっとくつろごうというときに少し屈まないとあぐらをかけないとかであればやはり厳しいです。エブリイの場合フルフラットは後席を床下にフォールダウンしてできます。ですので座面上ではなくフロア上です。頭上には広大な空間が生まれます。ベッドキットも同様でフロア上に組み立てます。僕のエブリイはハイルーフ仕様なのでベッド状態でも頭上は1m以上の空間が生まれます。ゆったりとあぐらをかいて座れます。
といった理由で僕の求める条件では最も最適な軽自動車がエブリイワゴンだったのです。
欲を言えばワゴンでもベッドキットを使わずともフルフラットになり、そして180センチ以上のフラット空間が生まれれば。。。と思いますがベッドキットがあるとベッド下収納も生まれるのでまあそのあたりは今のところは目を瞑りましょう。
エブリイ(ワゴン)のような商用車バンタイプ車中泊が向いている人
・身長が高い人
・ベッド空間と収納空間を車内で完結したい人
・車内で料理やくつろぎ等重視する人
・車中泊仕様として今後機能的に拡張させたい人
上記重視する方は乗用タイプの軽自動車は中途半端に感じると思いますので割り切ってエブリイやアトレー(N-VAN)がおすすめです。
ともあれこうして手元に来たエブリイワゴン。
これからはキャンプだけでなく車中泊旅も積極的にやっていきたいと思います。そしてDIYでの快適空間も生み出せればとも考えてます。(不器用なので不安やが)
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