斜め下の戯言

キャンプや車中泊が好きな屁理屈男

キャンプブームを一過性で終わらせないためにはガレージブランドの力が不可欠

どうもこんばんは!りゅうです。

さて本日は真面目な議題。あくまでも個人的な仮説なので皆さんが思うキャンプブームを一過性で終わらせないためにはどうするか?というご意見もお伺いしたいとも思いますのでコメントやTwitterからお気軽にリプいただければ嬉しいです。

 

ちなみに「キャンプブームのせいでルール違反者が増えた、静かにキャンプ出来ないからブーム終われ」などは今回は全く関係ないのでご理解ください。

 

僕は前々からTwitterで何度か今のままではせっかくのキャンプブーム、一過性で終わってしまう。と危機を感じていることをツイートしています。

 

それは、あまりにも新規キャンパーさんの知識を得る速度が速く、キュレーション能力に長け、高価で高品質なものであったりレアアイテムをすごい速度で揃えており、この速度ではアウトドアメーカー、キャンプ場それぞれが彼らのニーズに答えられ続ける力が近い内に限界がくるのでは?という自説です。つまりはブームを食い荒らされた後に早々に飽きて去られるのではと感じています。

 

キャンプ場については前に書いたのでこちらを参照してみてください。

ryucamp.hatenablog.com

 

アウトドアメーカーについては、現在実際に手にとって実物を確認して買えるメーカーというのはスノピやコールマン等大手数社~十数社程度です。あとはビジョンピークス等量販店のPBブランドですか。コアなアウトドア専門店では一部ガレージメーカー物も買えますが大阪でさえアウトドア専門店は数えるほどしかありません。地方にいくと県内に0というところもあるかもしれません。

 

ここを見ている方はほとんどが僕のツイートから流れてきている方だと思いますのでそれ基準でお話すると、ネットでテント等買うのは当たり前かと思われます。しかし…

 

いやそれ一般の人からしたらふつーじゃねーから!

 

夏休みや連休のみファミキャンをするような一番厚い層のほとんどは実店舗でキャンプ道具を揃えています。そしてそういう人たちがアウトドア業界の売上の大部分を占めているのも間違いありません。

 

ではネットでテント買っちゃうようなあなた方(俺もな!)に質問。

 

「量販店で売っている道具しか選択肢がなかったらキャンプ続けますか?」

 

まあ続ける人も多いとは思いますが… でもやっぱり寂しいですよね。今は昔と異なり

「お気に入りのキャンプ道具を使うためにキャンプをする」という人も多い時代です。

昨今のブームで流入してきた方の多くはこのようなキャンプスタイルでしょう。その流れに古くからのキャンパーも便乗してきているのは間違いありません。そしてこれからのキャンプブームを引っ張っていくのはこういう方たちだと思っています。

それがみーんなコールマン。みーんなスノピ。だとやはりうーん、と思う人も多いでしょう。

そんな中、誰も見たことがない、そして質もいい、便利。そんな道具を使っていたら「お!?」となりますよね。そんな道具を作っていくガレージメーカー。これがブーム存続の鍵になると思っています。

 

ブームが去り、ユーザーの数が減ると極小ガレージメーカーは存続が厳しくなります。大手も同様です。そうなると道具の選択肢が少なくなり更にキャンプ離れが加速していく可能性があります。

 

ことアウトドアにおいてガレージメーカーはかなり重要な役割を持っています。

何故か。

 

例えば家電製品。今は中国メーカー等も選択肢として増えていますが個人や小規模な会社が電子レンジ制作販売します!とかは現実的には難しいんですよ。

でもアウトドア用品は個人レベルでも制作可能なものが多いです。そして大手メーカー物よりもアウトドアマニアが作る製品の方が使い勝手等優れているものも少なくありません。有名どころのガレージメーカーでいえば笑ズも小規模工場だと聞きます。そんな小さなところでもアニメとコラボし一大ムーブを起こせる可能性を多く秘めているのがアウトドア業界です。

 

ではキャンプブームを一過性に終わらせない、断続的に続くためになぜガレージメーカーの力が不可欠か。

 

例としてスイーツ業界をあげましょうか。

スイーツほどブームを起こすカテゴリはないですよね。古くはナタデココやらパンナコッタ、ティラミス。パンケーキもか。

 

でも今パンナコッタ食べてる人見たことあります?w

ていうか言葉すら数年聞いたこと無い方多いのでは?

(気になってぐぐったら今でもパンナコッタ専門店あるみたいです。すみません汗)

ティラミスやナタデココは今でもスーパーで見かけますが。

 

でもそれぞれのブームが去ったからといってスイーツ自体が衰退したといえますでしょうか?

そんなことはありません。食べ物とアウトドア、単純比較はできませんがスイーツ自体はブームがなくても常に誰かがどこかのお店のスイーツを楽しんでいます。行列ができてなかなか食べられないほどのお店も常にどこかの街であります。

もしスイーツ製造会社がアウトドア業界と同様に大手数社程度しかなかったらどうなっていたでしょうか。果たして現在のようにコンビニでも専門店のような美味しいスイーツが楽しめる世の中になっていたでしょうか?

スイーツ業界が目立つ目立たないは別として常に何らかのムーブメントを起こせているのは大手だけではなく無数の小さな町のお菓子屋さんの力があるからです。

アウトドア業界でいえばガレージメーカー的なお店です。

 

アウトドア業界は現在冬キャンプ、ソロキャンプがブームを牽引しキャンプ自体が盛り上がってます。

 冬キャンプ、ソロキャンプブームが去ったあと果たしてキャンプブーム自体を維持できるでしょうか。維持できる材料があるでしょうか。

 

大手メーカーによるムーブメントが起こるビジョンが見えますでしょうか。

 

僕的にはうーん、どうなんだろう?という感じです。

 

ブームを一過性で終わらせないためにはやはり小さなガレージメーカーの力が必要であると強く感じます。第2第3の笑ズのようなメーカーの出現が不可欠で貪欲な新規ユーザーの心をぐっと掴んで離さない必要があります。そしてそのような小さなメーカーが大手メーカーにも影響を与え相互発展していく。これが理想です。そのためにはこのキャンプブームのうちに各メーカーにはしっかりと稼いで魅力的な商品をどんどん開発をいってもらいたいですね。そして僕たちユーザーはもっと勉強し、数ある小さなガレージメーカーにも目を向けそれらに金を使い、SNSで多くのユーザーに発信することがキャンプブームが少しでも長く続くための手助けになると思います。

 

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